のぼりを街の中で見かけない日はありません。
最近では飲食店のみならず、病院や神社など、
ありとあらゆる場所で見かけるといっても
過言ではないでしょう。
通路に飛び出し、風にはためくのぼりは遠くからでも
目にすることができ、車の中など近づかなくても認識できる
という大きなメリットがあります。
こうした効果が重宝されて、のぼりを利用する店舗や会社は沢山あります。
かつてから、販促ツールとして重宝されてきたのぼりですが、
最近またさらに注目を集めています。
特に最近では、安価で短期間で作成できることから、
のぼりインクジェットプリントの布で行うことで温かみのあるメッセージ
イベントなどの販促として利用するところが増えています。
ネットを介しての注文が主流で、オーダーが簡単な点もうけているようです。
あなたのお店がのぼりを設置できるような立地と環境にあるならば、
この効果絶大なツールを利用しない手はありません。
そのオーダー方法や効果的な利用方法について知っておきましょう。
これからのぼりを設置しようとお考えの方に、のぼり注文の
基礎知識についてご案内します。
神社ののぼり旗は「祈願」と「奉納の証明」を意味する
神社で見かけるのぼり旗は、正式には「神社のぼり」と言います。普通はのぼり旗を使用する目的は
自分の店やイベントの告知であったり、催し物に賑わいを加える事になりますが、神社に使う物の場合は別の理由が幾つか付いて来ます。
まず、代表的なのは祈願の意味で、神社に祭られている神様は商売繁盛や恋愛成就、
安全祈願に健康祈願等、それぞれ専門分野を持っていますが、一定の奉納期間中に
自分の名前が入ったのぼりを神社境内内に掲げておくと、そののぼりは神様の依代になると言われています。
神様の御神徳が旗に宿るとも言いますが、その分だけ自分の願い事が神様に届きやすくなるという事でもあります。
その意味では、より大きい勝負に出る様な事がある時には、祈願の意味も込めて神社にのぼり旗を出してもらいに行くというのも1つの選択肢と言えます。
もう1つの意味が、神様に奉納をしたという証明の意味になります。
奉納とは、神仏を敬ったり、鎮めたり愉しませる為に価値がある物を捧げる事です。
一般的には現金だったり、お酒やお米や海産物や農産物等が想像される事も多いのですが、
神楽や神輿や舞といった「行為」の類も奉納対象と見なされます。
後はこの奉納を行った後に、どう奉納を証明するかという問題点があります。
現物が残る奉納ではなく、行為の方になってくると形が無い分、一歩遅れてしまう様な見方も出来てしまいます。
ですが、のぼり旗があればその心配は無くなります。
現物でも行為でも、どちらに対しても奉納を行った証として残す事が出来ますので、両者の差を埋める事が十分可能です。
ちなみに、願掛けやお祓い等の行為であっても、旗を掲げてもらう事で同様の証明をしてもらう事が出来ます。
他には、神社の修復や修繕の費用の工面、お祭りの際の寄付の場合でも掲げてもらえます。
そして最後が、雰囲気作りの意味になります。
これはある部分では、一般的なお店やイベントの販促と多少重なる所もあるのですが、
神社が特別な場所であるという雰囲気を出す為の道具として、のぼり旗は大きい効果を発揮します。
一般的なお店の物と違い、格式高さを感じる様なデザインで設計されている事もあり、
それが沢山並んでいる様子は、一般的なお店の気安さとは違い、そこに神域であるという
ある種の畏怖であったり、神秘性を感じる様な人も少なくありません。
ちなみに設置にも幾つかツールがあり、鳥居の前に設置する物は正面の道路に対して90度になる様に設置して、
参道の脇にある時にはのぼりの文字が正面になるように設置する事もポイントです。